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アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ③【海外研修旅行】
2024.07.18海外研修
ザハの建築を見た後、ドバイで有名な建築を見に行きました。
訪れた先は、ドバイ・フレーム。
実際に見ると、あまりの大きさに、圧倒されますが、設計者の目線で言うと、どのような構造をしているのか、
凄く気になりました。
まず日本では建てれないと思います。
ドバイ・フレームは、2つのタワーを繋ぐ橋が架かる、高さ150メートル、幅93メートルのドバイ・フレームはその構造に独特なコンセプトが表現されています。
額縁のような形をしており、北側には歴史地区を、南側にはモダンなスカイラインを見渡すことができ、ドバイの素晴らしい景色を楽しめます。
デザイナーは2008年にドバイ市が主催した国際建築コンペティションで優勝したメキシコの建築家フェルナンド・ドニス氏。
外装デザインはドバイ国際博覧会のロゴをモチーフにしており、 2019年5月には「額縁の形をした世界最大の建造物」としてギネス世界記録に登録されました。
ドバイ・フレームは、頂部のクロスフレーム構造として、最先端の透明ガラス製の橋が設置されているのが特徴で、
長さ93mの橋には、25平方メートルのガラス製のパネルがはめ込まれ、2棟の真っ直ぐにそびえ立つタワーを繋いで額縁の形を作り上げています。
まさに世界一の額縁と言えます。
ドバイフレームは、ただの展望台ではありません。
ミュージアムのように、ドバイの過去、現在、未来を五感で知ることができ、面白い体験型のアミューズメント施設のようでした。
入場するとまず初めに、ドバイの過去を展示するエリアからスタートします。
ドバイフレーム現在の姿とはまるで違う、質素な漁村だった時代の暮らしが見学できます。
真珠が主な産業で、砂漠しかなかった時代。
アラブ首長国連邦の建国は1971年ですが50年経たないうちに、今のきらびやかなドバイの姿へと変貌しました。
高層ビルがひしめき、世界中のセレブを魅了する先進都市になった今の姿には驚くばかりです。
次は現在のドバイを見に、フレームの横側にあるエレベーターで、最上階にある展望台スペースへ。
展望台(スカイデッキ)に到着すると、現在のドバイを目にすることができます。
北側の窓から、外を見ると、ドバイの古い街並みのままの旧市街、オールド・ドバイが見え、南側から外を見ると、発展を続け、近未来的な姿の、ニュー・ドバイが見えます。
この新旧エリアの中心に、ドバイ・フレームが建てられ、一度に両方の姿が見れるように、計画されていました。