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アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ④【海外研修旅行】

2024.07.22海外研修

未来博物館ビジット・ドバイに訪れました。

ドバイ滞在中は複雑な構造建築を見たいと思っていたのですが、これだけは見ておきたかった建築の一つでした。

凄まじい造形、、。

思わず、口が開いてしまいました。

 

ドバイの未来博物館は、文字通り、世界のどこにもない建物です。

 

 

ドバイの幹線道路であるシェイク・ザイド・ロード(Sheikh Zayed Road)沿いに位置するこの建物は、

鉄とガラスで覆われた非対称のトーラス形状をしており、ナショナル・ジオグラフィック誌で「世界で最も美しい博物館14」のひとつに選ばれています。

 

 

その内側には何があるのでしょうか、博物館の外観以上に印象的なものかもしれません。

 

アートと建築設計の組み合わせ。

この博物館が際立たせているのは、窓としても機能するガラス張りの、アラビア語でカリグラフィーです。

 

これは、アラブ首長国連邦の副大統領兼首相であるシェイク・ムハンマド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム殿下が、ドバイのビジョンを表現するために書いた詩の一節で構成されています。

 

美術館の使用可能なスペースには、丘の上に作られたいくつかの階層がありますが、主役はメインの構造物です。

さは78m、内部は7階建てですが、内部には柱が一切なく、工学的にも奇跡的と言われています。

このような偉業を成し遂げられたのは、高度な技術と3Dモデリングの組み合わせ、そしてプロジェクトのメインコントラクターでありエンジニアリングコンサルタントでもあるBAMインターナショナルとBuroHappold、

その他多くのサプライヤーの何百人ものエンジニア、建築家、職人たちの苦心の成果だと思いました。

 

高度な技術に頼ってきましたが、最終的には人の手で作られた建築物ですね、、

卓越したチームが24時間体制で働いていたそうです。

 

ファサードのパネルはロボットで製造されていますが、それをロープで吊って設置するのは人間です。

内部の形状は3Dでモデリングされていますが、それを何百人もの人々が手作業で丁寧に仕上げました。」と未来博物館のデベロッパーであるドバイ未来基金(Dubai Future Foundation)は語ります。

美術館の設計者は、ビルディング情報モデリング(BIM) ツールを用いて、まず建物の形状を単純化し、次にスチール製上部構造の最適なデザインをモデル化したそうです。

その際、建設途中の応力や機械・電気・配管設備の配置などの要素もモデルに組み込まなければならず、非常に複雑なものとなりました。

 

設計者として凄まじいプロジェクトだったことを、知りました。

これは、本当に難しい案件だなぁと、、

凄まじい調整量、現場管理、この建築の設計者の力量が凄いことが言えます。