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オルセー美術館-①【海外研修旅行】
2024.03.18ツァイト
オルセー美術館に行ってきました。
世界的に有名なパリの2大美術館の一つでも言われており、1900年のパリ万博の際に建築された鉄道駅兼ホテルを再利用し、広々とした空間に名画などが展示されています。
セーヌ川のほとりにある建物のファサードは、よく見ると元々鉄道駅だったことを感じることができました。
当時の、駅の設計者は、フランスの建築家ヴィクトール・ラルー、また、イタリアの建築家ガエ・アウレンティによって、美術館としてリノベーションされました。
オルセー美術館は、1848年から1914年のフランスおよびヨーロッパ、アメリカの美術作品を展示しており、コレクションには、印象派(1860年代に起きた芸術運動)の殿堂と言われる、
印象派の代表作品が並び、彫刻や装飾美術、写真、建築図面等も展示されており、見応えがある美術館だと思います。
私が当時中学生の頃、美術の教科書で見た印象派の代表作が、当たり前のように、間近で見ることができたので、当時の直接見ることなんてないと思っていた事を考えると今回の訪問は、考え深い気持ちになりました。
これから先、オルセー美術館に訪れる方で、アートが初心の方には、宗教画が苦手という人もいるのではないでしょうか。
西洋美術においてキリスト教は最も重要なトピックの1つであり、時代によっては「アート=宗教画」と決められていたほどですが、問題ありません。
宗教画は観ていてつまらないという人でも、オルセー美術館は比較的訪れやすい美術館だと思います。
なぜなら、パリの他の有名美術館であるルーヴル美術館や国立中世美術館に比べると、宗教画が圧倒的に少ないためです。
オルセー美術館は基本的に19世紀のフランスにおける絵画作品を展示することになっており(例外あり)、当時の自然でロマンチックな作品が多く集まっています。
風景や人物など私たちにも身近なテーマを扱う作品が多いため、親近感をもって作品鑑賞ができます。
内部を歩いてみると、鉄道駅を改築した構造をしている為、建物自体は大きく広々としていると感じました。
しかし、同じパリにあるルーヴル美術館に比べると美術館の規模はそこまで大きくなく、気軽に立ち寄って鑑賞ができるサイズ感で、
オルセー美術館の常設作品数は4千点程度と言われており、38万点を常設しているルーヴル美術館に比べると周りやすい規模だと思いました。
ルーヴル美術館は全体を見て周るのに6時間以上かかることもありますが、オルセー美術館は2~3時間あればじっくり各作品を楽しめます。
展示されている作品は、展示室にギュッと配置されており、アートが初心な方でも、気軽に立ち寄ることができる美術館です。
フランス・パリに観光へ訪れたら、ぜひ一度行ってみて欲しいと思います。
ゴッホやモネなど、有名な芸術家の作品を生で見ることができる、魅力的な美術館でした。
続く