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オルセー美術館-③【海外研修旅行】
2024.04.1ツァイト
前回に続き、オルセー美術館について今回は、建築内部について、お話しをしようと思います。
パリの主要な美術館として人気を二分するルーヴル美術館に比べれば、その歴史はとても短いものですが、19世紀から20世紀初頭のヨーロッパ美術の、
世界で最も優れたコレクションを所蔵する美術館の1つとして、世界中の美術ファンを魅了しています。
西洋美術史における19世紀といえば、印象派をはじめとした新しく革新的な芸術の流派が相次いで生まれた時代であり、
その芸術変革の時代へと私たちを誘う窓の役割を果たしているのが、オルセー美術館だと思います。
大規模工事の大きな目的のひとつは、当時の芸術をよりわかりやすく一貫性のある流れで展示することで、改装工事の要となった5階の印象派のギャラリーだけでなく、
企画展示室、装飾美術を集めた「パヴィヨン・アモン」、そして大時計裏のカフェの全面リニューアルなど、延べ7200m²もの空間が新生オルセーとして生まれ変わることとなりました。
それでも、駅をリノベーションしているので、その面影を感じさせつつ、アートを楽しめる空間構成は、素晴らしい設計をしていると感じ、とても刺激を受けました。
アートを楽しみつつ、建物内を歩き進め、5階に行けば大時計台があります。
記念撮影スポットで、かなり大混雑でした、、。
朝一に入館し、真っ先に向かえば、人混みを避けれると思います。
オルセーの大時計はパリの三大時計の内の一つで、美術館内の東側と、西側レストラン内の2つ存在します。
弊社の屋号もzeit(ツァイト)ドイツ語で、時を意味しており、
当時の駅舎から存在し、歴史と共に、時を刻んできた時計を見ると、
考え深い気持ちになりました。
世界的に有名な画家の作品を楽しみ、歴史を感じる。
素晴らしい体験になりました。