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サント・シャペル【海外研修旅行】
2024.03.11ツァイト
サント・シャペルに行ってきました。
道中散策しながら向かって行くと、セーヌ川と街並みがとても美しく、飲食店も多い印象でした。
朝に散歩するとリフレッシュ出来、気持ちが良いと思います。
あらかじめ入場予約をしてから行ったので、並ぶ事なくスムーズに進めました。
当日並んでいる方も居られたので、来訪されるなら、事前予約が必須だと思います!!
また、予約はQRコードを携帯で見せれば良いだけなのですが、念の為、予約画面を紙で印刷して持っておくと安心かなと思います。
サントシャペル内には、小さなお土産屋さんが数店舗並んでいました。
私は、お土産屋さんより、建築の素晴らしさに圧倒され、お土産屋さんを見ることを忘れていました、、笑
さて、メインの建築になります。
サント・シャペルは、聖なる礼拝堂という意味で、パリの中心部、セーヌ川の中洲にあるシテ島に建つゴシック洋式(尖ったアーチや窓、細い柱)の建築で、1248年にルイ9世の命令で建築された教会です。
キリストが十字架に掛けられていたときに被せられた荊の冠など、キリストの受難に関する聖遺物を収める場所として建築されたと言われています。
特徴としては、いい意味で目立たないファサード。
内部は、壁面全体に施されたステンドグラスの窓が、光と空間を調和しており、美しく幻想的な空間となっています。
サント・シャペルの上層礼拝堂にあるステンドグラスはパリで最も美しいと言われており、
キリストの聖遺物が収蔵されていた、大聖遺物箱となっております。
大聖遺物箱とは、キリスト教の聖遺物を収める為の箱のことで、おそらくゴシック建築が最も輝かしかった時期の頂点とも言える傑作だと思いました。
しかし、サント・シャペル内にある大聖遺物箱は実は偽物で、本物はフランス革命時に奪われてしまわれているという歴史的な背景もあります。
余談ですが、フランスの都市、パリの発祥の地と言われているシテ島。
パリの名称の由来は、紀元前1世紀頃にパリシイ人という人々が住んでいたことから名付けられたと言われており、パリの歴史の中で、とても重要な場所とされています。
その重要な場所に立つ建築で、美しさと、歴史を感じられる素晴らしい時間を過ごせることができました。