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住宅のリノベーション⑬施工現場チェック
2024.12.5進行中物件
住宅リノベーションの続きです。
前回の現場から2週間ほど経って、現場チェックに行ってきました。
前回は解体が終わり、墨出しチェックだったので、壁のボードが貼られ
空間のボリュームがわかるようになっていました。
ボード工事が終わり、タイル工事も進んでいました。
キッチンの壁は、長方形白い光沢あるタイルに。
四方面取りされていてタイルの連続がオシャレさをアップ。
既存のシステムキッチンを再利用するので、キッチンとのバランスを考えて選びました。
タイルには、イモ張りとウマ張り、乱張りがあります。
イモ張りは、上下左右の目地が揃っているもの。
ウマ張りは、写真のように、横方向は0.5個分ズラして張ったもの。
乱張りは、名称通りランダムに張ったもの。
と張り方に違いがあります。
この張り方の違いで、雰囲気も全然違うものになるので、
タイルの種類を選びつつ、張り方もイメージして決めると空間が良くなります。
そして質感。
今回は、表面は平でツルと光沢のあるものを選びました。
光沢を選んだのは、面取りされているタイルでしたので、
光の反射で壁面の表情が変わり、キラキラしているような感じになるからです。
面取りしている素材は、光沢がある方が高級感がでるので、光沢にしました。
また、光沢のあるタイルの方が、表面がツルっとしている分、汚れが落としやすいのでおすすめです。
特に、キッチンのように、油汚れがつきやすい箇所は、光沢でメンテナンスしやすい素材を選ぶようにしています。
次は、お風呂。
ハーフユニットバスの設置が終わり、タイル張りが始まります。
写真の下側の白い部分はユニットバス、上部の黒い部分はタイルの下地です。
タイル部は防水しなければならないので、防水塗装をしています。
夕方には、タイルが張られていました。
下の写真は、ハーフユニットバスと腰壁の部分です。
シルバーのレールには、ガラスが納まります。
次の写真、左はお風呂、右側は脱衣所の洗濯機置き場。
ガラスで間仕切ります。
洗濯機の上には棚を設け、洗剤やタオルなど使用頻度の高いものの収納場所になります。
写真は、その棚を受ける為のインロー金物。
今回は、ボード切り欠いて金物を設置しています。
赤い管は、給水ホースで、洗濯機用水栓がきます。
お風呂のタイルと洗面所の素材を同材にし、広さの感じられる空間になる予定です。
お風呂のタイルは、Maristo社のNuage。
輸入タイルです。
サイズが 300×600ミリの大きさで、ウマ張りにしました。
マットな質感で落ち着きがあり、1枚1枚違う色ムラがあり同じ素材の連続でも、表情豊かな面となります。
ラグジュアリーな雰囲気にするのにもってこいの素材です。
最後に今回のこだわりポイント部です。
壁の中にテレビとOA機器やゲーム機を接続する時に配線を見せないようにするための仕掛け。
こちらが、壁掛けテレビがくる壁面(柱)。
凹んでいるのがコンセントやアンテナの差込を設置するスペース。
右の奥に丸く開口が開いている部分が配線スペース。
こちらが、柱の側面。
左側の丸い管が、上の写真の開口から繋がっている部分で、配線の出入り口。
この写真の右側には、棚がくるので、棚の上にゲーム機やBlu rayなどを置いて、
この隠し配管を通ってテレビの裏で接続します。
空配管を通すことで、工事が終わった後でも、お施主様自身で自由に配線が可能になります。
その配管の右横にある、四角い切り欠きでシルバーの箱が埋まっている箇所は、コンセントがきます。
最後に、現場で調整した内容。
電気屋さんと打ち合わせて、細かいレイアウトを話してきました。
今回、壁面に、インターフォン、電話機、照明のスイッチパネル、エアコンのリモコンを設置予定です。
下地と配線の問題や、機器と機器の間隔をどうするか、
センター合わせか、上面合わせか、下面合わせかを決めてきました。
つづく…