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住宅リノベーション⑪入札結果と着工準備
2024.11.5進行中物件
住宅リノベーションの続きです。
施工会社さんに図面や写真やパースを送り、その後、現調をしていただきました。
それから数週間経ち、全社の見積書が揃いました。
早い会社さんは2週間程度で提出いただきまして、その後調整させていただく余裕がありました。
タイミング的なこともあったのかもしれませんが、仕事が早いところは好印象です。
金額は、数十万円の差でした。
金額の内容を見ていくと、得意な工事とそうでない工事があるのかなという感じでした。
(得意な工事というのは、安価に納められる工事のことです。)
ある程度、設計側でも単価が分かる項目は差がでませんでした。
差がでたのは、オリジナルの製作家具・造作家具でした。
それと、諸経費。
他、クロス貼りも相場の価格のところもあれば、1.6倍くらいで出してきているところもありました。
各項目の差は結構あるのですが、トータルでみると数十万円で納まっているので、得意不得意があるのかと考えています。
また、抜け項目は、こちらで一旦調整して追加し、選定材料としてお施主様に提出させていただきました。
お施主様へ提出内容ですが、
各社の見積をエクセルに表にして見やすくまとめたものと、見積内容とやりとりをしていて感じたことをまとめお渡しします。
見積の比較表ですが、一筋縄ではいきません。
各社、それぞれのスタイルで項目を作成されているので、同じ項目として横並びにできないことも多々あります。
その時には、コメントを記載し、どの項目同士が比較対象でいくら違うのかを分かるようにします。
細かく見積されているところもあれば、大きく一式工事で見積されているところもあり分析するのにも時間がかかります。
先ほど抜け項目の調整の話をしましたが、この比較表を作成する時に、他社の金額を仮で入れてトータルの予想金額を使い比較します。
なぜ、予想金額を使うかというと、再見積を依頼した場合、再提出が遅い場合があるからです。
一応、抜けがあった場合は、施工会社へ連絡しますが、メールの返答も再見積も遅い場合が多いです。
すぐに返答し、追加した見積を出してくれるところもありますが、遅いところは遅いので、話が進まなくなるのを防ぐため、予想金額で話をし、施工会社の決定をします。
抜け項目の対応も、選考基準になるので、すぐに対応してくださるところは好印象です。
私の考えでは、再見積や抜け項目の対応が遅いところは、やる気がないのかなという印象を受けてしまうので、現場が進んだ時にも融通が効かないのだろうと連想してしまいます。
実際に安いだけのところで、再見積が遅いのを我慢した場合、現場が進んだ時に、ミスが多かったり、勝手に進めてやり直しが発生したりと、施工会社も苦労しますが、設計のデザイン監理も苦労します。
仕事が粗かったりもするので、お施主様に代わりきっちりと冷静に判断するように心がけています。
弊社もアドバイスをしながら、お施主様に色々熟考していただいた結果、1社選ばれました。
見積期間中に、お施主様からの追加工事などがでてきましたので、その旨を現場監督に伝え、着工前に再見積をお願いしました。
同時に、解体工事などの準備に入っていただき、
お施主様も、工事期間中は住めないので、一時引越しの準備と、移動する家具や廃棄する家具などを決めていただき、工事の準備をしていただきました。
これから、引き渡しまで6週間の工程です。
途中クレーンで運び込むものなど、今までに経験のないこともあるので楽しみであり心配でもあり、無事に喜んでいただける空間ができあがるよう、現場監督と一緒に頑張りたいと思います。