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カタルーニャ音楽堂【海外研修旅行】

2024.07.1海外研修

カタルーニャ音楽堂に訪れました。

 

カタルーニャ音楽堂は、建築家ムンタネーの最高傑作と言われています。
20世紀初頭にバルセロナ旧市街で3年のみで造られました。
アール・ヌーヴォー様式のレンガ造りの音楽堂で、タイル、モザイク、鉄、石、ステンドガラスの装飾は本当に素晴らしいです。

スペイン市民戦争の時に破壊されずに、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。

まず内部に入ると、装飾の凄さに、驚くことでしょう。

マテリアルの使い方など、日本では見られない意匠が見られます。

 

 

まずは、この建築の歴史・背景についてお話ししたいと思います。

 

1891年にカタルーニャ出身の指揮者ルイス・ミイェットは「Orfeó Català ウルフェオ・カタラ」という男性の合唱団を創立しました。数年後に女性と子供の合唱団も創立されました。

練習が出来る場所・コンサートが楽しめる場所が必要になったので、1898年にルイス・ミイェット氏は建築家ムンタネー(ルイス・ドメネック・イ・ムンタネー)氏にカタルーニャ音楽堂の設計を依頼しました。

サン・フランセスク修道院だった場所で、1905年に着工、1908年に竣工しました。

訪れた方は、共感して頂けると思いますが、約120年前にこの装飾を含んだ建築を、たった3年で工事を終えれたことに驚きを感じています。

 

では何故、120年前にこの建築が3年だけで完成できたのでしょうか?

建築家ムンタネーは当時最新技術の素材を使用しました。

それは「 鉄 」になります。

今では当たり前ですが、当時は最先端でした。

1925年にプリモ・デ・リベラの政権下のもとカタルーニャ音楽堂は、一時閉ざされました。
スペイン内戦(1936年~1939年)の時にバルセロナ旧市街が空爆されましたが、カタルーニャ音楽堂に爆弾が落ちませんでした。
1960年(フランコ独裁者の時代)に多くのカタルーニャ人は立ってから(カタルーニャ国旗の歌)を歌い、逮捕されました。
1981年から1989年までは大きな修復がおこなわれ、隣にあったサン・フランセスク・ダ・パウラ教会が取り壊されましたが、そのお陰で、現在、外からメイン・ホールの横のステンドグラスがきれいに見えます。
地下に600人が入るホール(Petit Palau プチ・パラウ)も建設されました。(建築家ウスカー・テュスケット)

 

1997年にカタルーニャ音楽堂は、世界遺産に登録されました。

 

この建築の最大の見どころは、内装2階にある大ホールだと思います。

陽の光が降り注いで万華鏡のように美しく輝く大きな天井のステンドグラスが魅力的でした。

ヨーロッパの建築は、ガラスがほんとに美しい!!

 

 

太陽を表現したとされるステンドグラスは、繊細かつ優美で周りに小さな陶器のバラがちりばめられエレガントな仕上がりでした。

自然光を取り入れて輝くシャンデリアは、躍動感や生命力を表現しているそうです。

また、空間を覆い尽くすタイルや彫刻など細部にまでこだわった装飾は、日本では、中々見れないと思います。

驚いたのが、天井部に惜しみもなく、タイル貼り!!

日本は地震が多い国なので、天井にタイル貼りを仕上げる事はあまり、ありません。

頭上から落ちてくると危ないです。

 

しかし、この音楽堂は一味違いました。

まさに、タイル貼りのオンパレードでした。

 

アール・ヌーヴォーの曲線がとても美しいです。

 

 

タイルの表情で空間に表情が出ていて、迫力がありますが、ほんとに良い建築だと思いました。