葬儀場の設計 家族葬 その3
- 2022/06/10 21:03
- カテゴリー:葬儀場設計について
【必要な部屋】
家族葬の施設は様々なスタイルがあります。
施設の規模によって、施設内に設置できる部屋が変わります。
最低、式場と会食室があれば、葬儀は行えます。
その他、宿泊室や、湯灌室、納棺室、親族控室、僧侶控室、安置室など、
規模やサービスによって部屋数は変わります。
全ての部屋を設けることができない場合は、
多目的室として一室設け、
様々な場面で使えるようにします。
多目的室に使うので、使い勝手を考えながら、設計を行います。
大きい室を用意した場合、
僧侶控室として使いつつ、
御安置室としても使用が重なる場合も出てきます。
その際に、空間をうまく間仕切れなくてはいけません。
ご遺体の横でお寺さんにお待ちいただくことは失礼になるので、
棺が気にならないように目線を遮るものを設置します。
多目的室の使い方がある程度分かっていて、
毎回同じ場所で間仕切りが必要な場合は、
カーテンを設置したり
スチール製や木製の移動間仕切を設置し、
空間に合ったしつらえでデザインすることができます。
次に、使い方が色々あり、固定で間仕切を設けない方が良い場合は、
置き型のパーティションをレイアウトします。