兵庫県神戸市のオフィスをデザインさせていただきました。
今回は多目的室とエグゼクティブルームの改装でした。
多目的室のコンセプトは、非日常の上質なリラックス空間です。
女性スタッフさんをメインに、喜んで利用していただける空間を目指し、優しい雰囲気で、日常に近い非日常を、感じていただける空間を目指しました。
利用してもらうことを念頭に「フロアの移動は面倒だけど、それでも行きたい」 と思っていただけるような、ここでしか味わえない空間を目指しデザインを進めました。
壁面にミラー貼りにし、限られたスペースに奥行きを出し、木素材とファブリックで構成されたソファ席で、木の温もりとファブリックの柔らかい雰囲気に、今風のスタイリッシュな雰囲気をプラスしました。
【カフェルーム:多目的室】
約8坪のカフェルームに、テーブル席、ソファ席、カウンター席を設けました。
多目的に使われる空間ですので、様々なシチュエーションでご利用いただけるようシーンを考えデザインしました。
テーブル席は窓の近くで日光が心地よく、清々しい気持ちで過ごせるスペースです。
食事をしたり休憩時に読書をしたり、パソコン作業をしたりと、日常の業務から一旦離れてリフレッシュできるスペースとして考えました。
壁面前面ミラー貼りにしているので、8坪という限られたスペースに奥行きが生まれ、実際の狭さを感じさせない空間になっています。
ソファ席は、休憩以外にも、来客をもてなす場として機能します。
休憩目的であれば、ソファのシートは柔らかく沈み込むタイプにしますが、打合せでも使うということで、硬めの座面になるようにソファをご提案しました。
ソファは、座面の高さ、硬さがそれぞれ用途によって違うので、内装設計で注意をしてご提案しています。
ローテーブルは、大小2個を配置し、可変するレイアウトに対応できるよう考えています。
カフェカウンターは、オリジナルデザインで製作しました。
見えていませんが、裏側右奥の高い部分には冷蔵庫が収納されており、低い側には、電子レンジ、ゴミ箱(分別3種)が収納されています。
立って簡単なミーティングができるように高さに注意をしながら設計しました。
【ExectiveRoom:社長室】
社長室は、抽象柄と木目で、重厚感にカジュアルさをプラスしたデザインにしました。
アクセントに等間隔でラインミラーを施し、反射によって空間に動きを持たせました。
右側の縦間接の壁面は、絵画を飾ることを想定しており、光沢のあるマテリアルで、お好みの絵画を引き立たせる効果があります。
テーブルは既存再利用し、椅子は新しいものをいれました。
エグゼックティブルームということで、ドイツのvitra社の椅子をいれさせていただきました。
社長席はvitra-AC4のレザー貼り、ミーティング席はvitra-ID Meshです。
【Plan:平面図】
平面プランのバリエーション。
家具のレイアウトを変えることで、ミーティングルームとして使用もでき、壁面のミラーは奥行きを出させるためだけではなく、ヨガやエクササイズなどができる計画にしました。
カフェだけではなく、アクティブに空間の用途を変更できる様に、平面計画を考えました。
【Data:概要】
工事種別:内装改装
床面積:(多目的室)約8坪・(社長室)約7坪
初回打合せから着工までの期間:2.5ヶ月
工期(着工から引渡しまで):3週間
工事費(参考価格):約30万円/坪
(内装工事、電気工事、設計費、家具)