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エステサロン現場 その5【店舗デザイン】

2023.11.29店舗デザイン

エステサロン店舗の工事が完了しました。

途中、色々ありましたが、施工会社さん、工務店さん、職人さん達のお陰で無事竣工しました。

白をテーマに明るい空間を目指しました。

 

コストを抑えつつ、顧客が心地よく感じる空間をイメージし、具現化していきました。

白い空間と言っても、ただただ白の素材を集めるだけでは、良い空間になりません。

白ベースにアクセントカラーで、空間を引き締め、素材の変化で空間に色を出すようにしています。

 

壁は、クロスがローコストの定番です。

住宅でも店舗でも変わりません。

その壁クロスは、数えきれない種類があります。

日本のメーカー数社が扱っているものでも、数千。

海外メーカーからお取り寄せすると、数えられません…。

しかも、廃盤のルーティーンが結構早い素材なので、

3年前に使ったクロスが、今は廃盤といったことがよくあります。

その中で、今回の現場にあったものを選びました。

 

 

床は、塩ビタイルにしました。

こちらも、ローコストの定番商品です。

更に安いもので、長尺シートがありますが、長尺シートは偽物感が拭えないので、あまり使いません。

ベースは、テラゾー風の石目タイルで、待合部は、木目にしています。

ここは、敢えて斜めにカットし、木目方向も垂直や平行ではなく、45°の斜めランダム貼りにしました。

 

パウダーエリアは、受付エリアとの繋がりを考慮しつつ、

雰囲気を変えるために、カウンターの素材をツヤのある大理石調に。

クロスも質感を変え、照明の光が乱反射する素材にしました。

パウダールームのゆとりは、顧客満足度に繋がるので、少し贅沢なスペースとなっています。

 

 

施術室は、区画が決まっていたので、区画内で有効に使える広さになっています。

コスト削減で、壁面の意匠がシンプルになってしまいましたが個室で気兼ねなくお使いいただけるかと思っています。

 

 

間仕切り戸を開けると、2室を繋げて施術ができます。

今回は、天井を触らないということで進めていたので、空調機の増設が壁面エアコンになりました。

ですので、空調の効きをよくしたい時は、お客様を案内するまで、オープンにして、

空調機の風を送れるようにしました。

 

 

最後に、カウンセリング室。

淡いブルーのクロスが良い雰囲気を作っています。

狭くても、窮屈感や圧迫感を感じさせないように、明るいクロスや、家具でデザインしました。

 

設計を依頼されてから、完成まで、約3ヶ月かかりました。

工事期間は1ヶ月ですが、それまでに、打合せをして、提案して、入札して、現場調整して、減額案考えてと、工事に入るまでにやることが満載なのが設計の仕事です。

無事に完成して良かったです。

 

尼崎で、最新のマシンで美容液など薬品にもこだわりのあるエステサロンです。

脱毛も最新のLEDなので、痛み少なく回数少なく終わるようです。

高級なお店ですが、価格が安いと評判らしいです。

「ビューティーサロン ルフル」様

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