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石の色味に要注意【デザインの注意点】

2023.10.18デザインの注意点

店舗やオフィス設計の仕事を20年近くやっていると、色々と経験します。

 

デザイン段階で気をつけていても「えっ?」ということが施工が始まると起こります。

 

店舗と住宅の違いはたくさんありますが、その一つに「オープン日が決まっている」ということがあげられます。

オープンが決まっていると、それまでに工事も終え、商品の搬入も終え、スタッフさんのオペレーション練習も終わっていなければなりません。

リミットがあるので、是正工事に時間が割けません。一発OKでお引き渡しができるようにしなければなりません。

 

施工中は、施工会社が工程通りに進めてもらえれば問題ありませんが、工事中に思いもしないトラブルが起こることがあります。そして、施工会社が図面通りに工事できていないこともあります。

設計は、そのような事態に事前に対応できるように、現場へ何度も足を運び、工事中のデザインの監理をします。

遠方の場合も、極力行けるようにスケジュールを組みます。

スケジュールがとても重要な店舗の施工ですが、工期の終盤の工事で、ミスがあると、引き渡しに間に合わず、残工事となる場合があります。

 

 

前置きが長くなりましたが、

その中で気をつけたいマテリアルは、ヨーロッパから、中国で加工経由で日本に入れる珍しい天然石です。

納期が4ヶ月以上かかるので、間違っていてもすぐには交換ができません。

 

何ヶ月も前から、打合せをし、マテリアル実物確認と在庫確保を行なっていたにも関わらず、石張り工事が終わって現場へ行くと、全く違う色のものが施工されているということがありました。

ネイビーに近い濃いグレーだったのが、ベージュに…同じ柄ではあるが、色味が違いすぎて雰囲気が変わってしまっている…

高価な天然石だったので、メインの壁として、意匠を施しながら使っていました。

これは、完全に個人経営の石屋さんのミス。

大きな企業であれば、あり得ないのですが、小規模の石屋さんだと、管理が杜撰で発注ミスも多く、ここの石屋さんは、他の物件でも、違うものを施工したり、在庫確保し忘れていたりしてました。

珍しい素材を扱う時は、代替もないので、慎重にならなければなりません。

 

私自信もそうですが、担当者の管理能力は重要だと痛感した出来事でした。



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