Category
- オフィスデザイン (7)
- 葬儀場設計 (6)
- 店舗デザイン (13)
- ホテルデザイン (1)
- Favorite (2)
- 芸術・デザイン観賞 (12)
- ツァイト (45)
- 進行中物件 (16)
- デザインの注意点 (8)
blog
会社の顔 応接室の広さとターゲット【オフィス設計】
2023.03.14オフィスデザイン
応接室のデザインは室の広さと
取引先によって、
デザインが変わります。
【広さによるレイアウトの違い】
まず、広さによるレイアウトの違いですが、
置ける家具が変わります。
椅子座にするか、ソファ座にするかは、
室の広さによって変わります。
椅子とソファでは、
家具自体の大きさの違いもありますが、
必要とする家具周りの寸法も変わるからです。
一般的な家具の大きさ
椅子
ワイド、450~550mm
奥行き、500~550mm
1人掛けソファ
ワイド、650~900mm
奥行き、750~900mm
2~3人掛けソファ
ワイド、1500~2200mm
奥行き、750~900mm
と椅子とソファでは、
ワイド、奥行き共に200ミリ以上の差があります。
必要なテーブルサイズ
4人テーブル(椅子座)
ワイド、1400~1600mm
奥行き、700~900mm
4人 円テーブル(椅子座)
直径、1000mm~
6人テーブル(椅子座)
ワイド、1800~2400mm
奥行き、700~900mm
4人ローテーブル(ソファ座)
ワイド、1000~1500mm
奥行き、500~700mm
5,6人ローテーブル(ソファ座)
ワイド、1600~2000mm
奥行き、500~700mm
テーブルのサイズも、
椅子とソファでは変わります。
テーブルの高さは、椅子座の場合、700~750mm
ソファ座の場合は、350~550mm
高さも変わり、
テーブルと椅子、ソファとの間も寸法が変わります。
ソファは広いスペースに設置します。
スペースに余裕がない場合は、
椅子座にします。
そして、テーブルサイズを決め、
椅子の脚数を決めます。
レイアウトを失敗すると
動線が確保できず、使いづらい応接室となりますので注意が必要です。
【取引先によるデザイン】
取引先によって、応接セットは変わります。
VIPをおもてなしする空間を構成する場合は、ソファ座にします。
限られたスペースでも、ソファをレイアウトできるよう
家具のサイズに気をつけながらレイアウトします。
通常の取引先との打合せがメインである場合は、椅子座にします。
ソファと椅子の違いは、
寸法の違いだけでなく、
おもてなしの場とするかどうかが
重要なポイントとなります。
そして、
打合せ内容で、筆記が必要かどうかを考えます。
筆記が必要な場合は、椅子座にし、テーブルで筆記できるようにします。
筆記が必要でVIPとも打合せしたい場合は、椅子のグレードを上げ、
おもてなしできる空間を創ります。
アーム付きのレザー貼りなど、意匠的に優れた椅子をレイアウトし、
VIPの方にもご納得いただける空間をデザインします。