折り畳みテーブル【デザインの注意点】
2023.09.20デザインの注意点
普段は使わないが、会議室や、会食室、パーティールームなど
必要な時だけ使われる折り畳みテーブル。
形状は円形もあるが、長方形がよく目にするもの。
サイズは1800×450や1800×600mmがよくある。
オフィスの設計や、葬儀場の設計でたまに入れるのだが、
注意するポイントがあります。
テーブルは至ってシンプルな構造で、
選ぶ時に気をつけた方が良いのが、
天板の小口がどのような素材であるかです。
天板の上部と同じ木素材の場合、収納時や運搬時に傷がつきやすい。
ラバー素材であれば、傷つきにくく運搬時にもグリップになって滑ることがない。
ただ、見た目があまり良くないのが難点だったりします。
機能を優先するか、デザインを優先するか悩ましいところです。
テーブルの仕様以外に注意したいのが、
出し入れに、「台車」を使いたいと言われた時。
台車に入れて出し入れできれば、
まとまった数のテーブルをキャスターで転がしながら楽に移動でき便利です。
台車の形状は2,3種類程度。
ボックス型のもので、立てて重ねるもの、
横に積み重ねていくもの、
そして斜めに重ねるものが主な形状だと思います。
台車の最大の欠点は、とにかく寸法が大きい。
この寸法を細かく調べておかなければ、
収納できなかったり、通路幅が狭く回転できなかったりするので、
図面上でチェックしなければならない。
特に、奥行き600mmのテーブルの時は気を付けて、
収納場所も考える必要があります。
折り畳みテーブルを使用する時は、
使用する室内にテーブル専用の収納を設けるなど、
台車がなくても楽に収納できるように設計する必要が大切です。
台車を使う時は必ず図面上で、倉庫や収納に入るか?
通路を移動できるか?コーナーを曲がれるか?
を検証してください。
折り畳みテーブル用台車を使う時の、失敗しないコツです。